こんにちは。こんばんは。ピーチクラフト 代表 阿部です。

今日はまず、先日、私が読んだ本からご紹介いたします。

完全な仕組みを初めから考えつく人もいるが、私はそのような全体構想パターンでは考えず、まず細部を十分に検討し、完成させてから全体像に取りかかった。私にとってはこちらのほうがはるかに柔軟性に富んだアプローチだったのだ。

私は細部を重視する。事業の成功を目指すなら、ビジネスにおけるすべての基本を遂行しなくてはいけない。
(引用元:成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝 プレジデント社)

これは、アメリカで大手フランチャイズチェーンを作ったレイ・クロックの言葉である。

そのフランチャイズチェーンと言えば、気が付く方も多いと思われるがマクドナルドである。

この言葉は、私の心の中で頷いた。私も細部を重視している。

まずは、お客様を訪問する前に”期待の成果を明確にしておく”ことから始める。

そうなると、まずアポイントの目的やアポイントの時間設定や滞在時間が明確になってくる。

そして、次に私がやる事は、お客様の事務所の前に立ってから、退出するまでを事前にシミュレーションすることである。

私は、ここに多くの時間を費やすこともある。

事業のことや、業界の状況から始まり、時には経営指針や経営者の方の思いを伺うことを想定してみる。

初回訪問の時には、事前に業界動向やその会社が扱う商品やサービスについても情報収集を欠かさない。

ここまでなら、できる営業マンやできるビジネスマンは想定内の行動だと思う。

ここで、私は立場を逆転させてみる。そう、自分がその会社の経営者の立場に立ってみるのである。

そして、訪問を受けた時に、想定された質問に答えてみる。

そうすると、情報が集まらなかった点が明確に浮かび上がってくる。

そこを覚えておいて、本当の面談で質問した時に疑問が解消されるなら、何も起こらずに会話が流れ、私は自分が得たい成果について話を進めることになる。

しかし、私の疑問は解消されない時もある

しかし、私が抱えた疑問点が解消できないとどうなるか。ここは、いろんなパターンが現れて面白い場面が見られることもある。

例えば、販売に関わることを知らないとするなら、現場に聞いてみないと判らないと言う方もおられる。

しかし、たまにあるのが、知らないと言うとどう思われるかと心配して、適当にお返事を頂く場合もある。

そこは売り上げに大きく影響しないから心配無いですと、おっしゃられる場合もある。

目配り・気配り・心配り

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2人以上の人間が集まると、それはもう組織になっている。雇用関係が発生している場合もあるだろう。

私も10名以上のグループを率いたことがあるが、振り返ると、目配り、気配り、心配りをやっていたと思う。

誰が何の作業をやっているのか。そして、どの様にやっているのか。マニュアルを見てやってくれているのだろうかと目配りしていた。

工程表を見て、誰の進捗が遅れているのか、誰が早く手が空くのかと全体を見て気を配っていた。

そして、タフな仕事が1人に集中していて疲れが見える様なら、今日は早く帰れよと声を掛けるなど心配りも忘れていなかった。

日本の小規模事業を営む会社は、従業員が10名以下が多いと言われている。だから、おのずと経営者が従業員の悩みを聞く場合もあったり、お祝い事やご不幸事も聞こえて来る場合もあると思う。

そんな、家族経営的な企業も多いはずである。

細部に神は宿る

会社のトップリーダーは、社長であるのは間違いない。しかし、目配り・気配り・心配りをして絶えず社内の情報収集をしないとどうなるだろう。

製造工程の細部を知っていなかったら、どうなるだろう。接客する社員が、どんな話し方をしているのかを知らなかったらどうなるだろう。

あの、ステーブ・ジョブスが完成品だと言って持って来た初代アイフォンを水没させて

”まだ気泡がこんなに出るじゃないか!”

と言って、集積度を高めろ、小型化しろと言ったのは有名な話である。

彼は彼なりに製品を評価した訳だ。担当者は、これ以上の小型化は無理だ!と言った。

製品には魂を込める

この時、本当に気泡が出なかったら、ジョブスはこう言ったのではないだろうか。

”これが、我が社のアイフォンです。水の中に入れても気泡も出ないぐらいに集積度を上げて小型化しました!”

これなら、胸を張って言えるだろう。

細部を十分にこだわってから、全体を考える。全体とは、販売計画と捉えると判りやすいだろう。

まとめとして言うなら、細部とは従業員への目配り・気配り・心配りである。同時にお客様への目配り・気配り・心配りである。

そして、魂が込められた製品を顧客目線で見る。

あなたが世の中に提供している、商品やサービスを受け取り側に立って想像してみよう。

細部までを語った時に、お客様は共感してくれるだろうか。細部までを語った時に、お客様が欲しいと思ってくれるだろうか。

時には、自分が商品やサービスを受ける側に立ってみてもいいのではないかとも感じる。

いま、私はマクドナルドのフィレオフィッシュが食べたくてしかたがない。世界を席巻した、製品のフィレオフィッシュをもう一度味わいたいと思う。

あなたの事業の進展を心から願っております。今夜はこのへんで。では。

P.S

先日、県の振興局から補助金がもうすぐ公募されますので、周知とご支援をお願いしますとレターをいただきました。物つくり企業様で使える補助金や小規模事業者様に使いやすい補助金が用意されています。公募開始になりましたら、お知らせさせて頂きますので、準備をされるのが良いかと思います。